オジサンしか釣れませんだ・・・
懲りずに朝一番で、一昨日と同じ場所へ。
実は昨日も行ったけどまったくアタリなし、大物どころかスマも釣れない、オジサンが1匹釣れた以外は、小さなダツがつついてくるだけである。
というか、今日はウミガメの数が本当に凄まじかった、拉致られて竜宮城に連れてかれて乙姫さんに迫られるんじゃないかと心配になるレベル。
なにしろ、足元から半径3mかそこら以内に終始4~5匹がウロウロしているのだ。
沖を眺めると、足元の奴ら以外に数匹が顔を出しているため、ルアーを投げる前にカメどもの位置を確認しないといけない有様で、こんなところで釣りしながらウミガメに囲まれてるとはなー、と、なんだか妙な気分になった。
釣れる気配もないし、そもそもこんなにカメが多いと話にならないので釣りは早々に諦め、ちょこちょこ顔を出すカメ共を動画に撮ったりして、最後にジンガサを20個程採って帰った。
ジンガサもそうだが、屋久島で「磯もの採り」と呼ぶこの貝類採りは、釣りの獲物が無い時のオミヤゲGETにはうってつけである。
この磯では珍しくおっちゃんが1人ヘキ(オヤビッチャ)釣りに来ていたが、魚が見えているのに全く釣れん、と言って早々に諦めて、やはり磯もの採りに切り替えていた。
磯もの、つまりトコブシやらジンガサやらを採るには、アワビオコシとか磯針とか呼ぶ専用の鉄の棒を使うのだが、釣りの時に持っていくには重いし邪魔なので、こうした時には私はナイフのスパイクを使って採っている。
私はカスタムナイフを常用している程度には刃物には一家言あるのだが、ナイフにはヨットマンナイフというカテゴリがあり、その類の物にはブレードの他にロープの結び目をほぐすためのマリンスパイク、つまりやや歪曲した鉄の棒(というか錆びないように全体がステンレスだ)が付属している。
そのスパイクの先端を少々加工してマイナスドライバー状にしておくと、こうしてちょっと磯ものを採る時に非常に都合がいい。
私が釣り用に使っているのは Myerchin の A377 という少し古いモデルだが、フォールディングタイプ、つまり折り畳み式なのでコンパクトで、釣れた魚を〆たり内臓を処理したりもこれでやっている。
もちろんロック機構付きだし、刃は短いがほぼまっすぐなのが地味に使いやすい上に厚みもあり、太めのロープを通して首から下げられるので、釣りで使うにはうってつけである。
なお Myerchin のナイフは、1本1本にシリアルナンバーが入っている。
同社のサイトから番号と所有者名を登録すると、遭難して生きて帰れなかった場合でも、身に着けていれば身元の照会ができるようになっている。
あのアランセーターと同じようなもんですな、つまり。
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