珍しい場所で釣りをした



しばらく体調を崩していたヨメさんが復活し、「天気がいいので泳ぎたい」と言い出した。

まず原の「Nomado Cafe」に行き、のんびり昼食を食べる。
その後「ぽんたん館」に車を停めて、ヨメさんは水着一式、私は竿を抱えて「トローキの滝」展望台へ。
展望台から下りた先の岩場からしばし滝を眺め、更に東側へ回り込むと、小川が流れ込む石と砂の岸に出る。

トローキの滝:河口からの眺め ヨメを泳がせておき、私は竿を用意、まあ釣れそうにもないが。
ルアーケースを開けると、レギュラーのルアーがごっそり無い、そういえば水洗いしてグラスハンガーにぶら下げたままだった気がする。
仕方ないので、適当な30gの細身のジグを付け、適当に沖の方に向かって投げ始める。

1投目: まーこんなところで釣れたら世話はないわなあ
2投目: ゴン!

は?

ゴゴゴン!

え、魚いるんかいw

まあ小物なので、適当に寄せてみると20センチちょっとのエバ(メッキ)だった。
んー、あ、こいつたぶんGT(ロウニンアジ)の子供だな。

私: 「おーい、GTが釣れたぞーw」
ヨメ: 「は?」

カスミアジ・ギンガメアジ・ロウニンアジのチビどもの外見は非常に似ているのと、小さいうちは味も大差ないので、屋久島では一括りに「エバ」と呼び、あまり区別はしない。
しかしキンガメアジは背びれも腹鰭も胸鰭も黒いのに対し、ロウニンアジは腹鰭が黄色くて、カスミアジは胸鰭だけが黄色い。
まあよく似た他の魚もいろいろいて、厳密に見分けるのは厄介なのだが。

ともあれロウニンアジだとすれば、時に150センチ以上、50キロ超になるモンスターのお子様である。
よしおチビちゃんよ、60~70センチ位になったら、それ以上でかくなる前にまた釣れてくれ、焼いて食うから、と頼み込んで放してやった。
あんまりデカくなられると上げられんからなー、ほどほどの頃合いで頼むぜ。

さて、エバがいるのは判ったとして、もう少し大きいのはいないかのう、とキャストを再開すると、いきなりガツン!

おっ。

ゴゴン! グイーン!

おお掛かったぞ、しかもなんかそれなりにデカそうだぞ、何か知らんがこりゃ晩飯は刺身か?
・・・と、少し浮かれたらバレた・・・。
最近、魚が乗ったと思ったらバレることがやたら多い、全部上げられていたら結構釣れてると思うんだが。

後ろにいたヨメに、「なんか結構でかいのが掛かったが、バレちまったよ」と話し、ラインのたるみ分を巻いていると、再びガツン!

ええー? ・・・あ。

暴れた魚が水面から飛び出した。細長ぇ。

ヨメ: 「あ、ダツじゃん! カルパッチョ! カルパッチョ!」
私: 「おいw」

ダツはあまり旨い魚ではないが、カルパッチョにするとなかなかだ。

しかし変なタイミングで掛かったせいかちゃんと針掛かりしていなかったらしく、カルパッチョはフックアウトしてしまい、ヨメ落胆。
そもそもシングルフックであの口・あの歯では、なかなかしっかり掛からんわなあ。

その後は特にアタリ無しで終了。
ヨメによると岩陰にスズキっぽいのがいたそうだが、人が泳いでる時点でMAX警戒されてるわけで見込みなし。

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オジサンしか釣れませんだ・・・
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