ツムブリをバラし、イソゴンベにも逃げられる
凝りもせず、朝と同じ近所の磯に、夕方再び釣りに来た。
干潮で波も穏やかなので、最先端部まで行き、キャスト開始。
10投目位に、ガツン!
ひょっ?
おお、なんか元気がいいが軽いな、引き方から青物じゃないっぽいなー、と寄せてみると、ゴンベたんだった。
30センチも無いが、ゴンベたんとしてはかなりの大型である。
とりあえず足場の水溜りに入れて生かしておいて、他に何かいい魚が釣れたら放してやろう、と仮キープ。
その後数投。
ガツン!
ぬほっ?
結構大きなアタリがきた。
反射的に合わせを入れると、一瞬後にとんでもない引きが始まった。
ドラグが、ギュッ・・・ィィィイイイーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
うひょっほお、なんなんだこいつは!?
なんだか知らんがこの前のツムブリ82センチ並かそれ以上の引きだぞ!?
しかもここは堤防のように足場が高いわけではないのにこの引きか? どうなってやがる!
慌てて竿を立て、足元を確認して踏ん張り体勢になり、しばらく走らせる。
そのまま沖方向に走って糸を出されるが、様子を見ながら少しドラグを締め増しすると、何とか50m位で止まった。
単純な力比べだけなら、やはり高低差大きい堤防よりも水面に近い磯の方が格段に楽だ、先日の堤防のツムブリはどうにも止められなかったもんなあ。
少し巻き寄せると今度はいきなり左に走り出した、まずい、そのまま行くと岩場の突出部にラインが当たる。
更に少しドラグを締め増すと走りが止まったかと思いきや、今度は右へ方向転換。忙しいやっちゃのう!
右への走りが止まり寄せに入る、しかし少し引き寄せたと思ったら、今度は一気に沖に向かって、それもやや下方向へ走り出した。
こんだけドラグ締めてるのに、なんつー馬力と体力だ!?
しかも下方向にベクトルが向いたせいか、ここにきて思いの外走られた。
それでもヤツの体力も無限ではない、その走りをやり過ごすと少しずつ寄せられるようになり、やがて魚体が見えはじめた。
更に寄せ、やっと顔を拝む。
お、ツムブリだ。
ただこの前のよりも格段にでかく1m位ありそうだ、最大記録更新である!
ゆっくりと寄せ取り込みにかかるが、足場が悪い上、ちょうどド干潮。
すぐ近くでウミガメが泳いでいるので、ラインをヤツに引っ掛けないよう気を付けながら、一段低い所に降り、屈んで左手で竿を立てつつ魚を寄せ、キャッチすべく右手を伸ばす。
その時である。
バチャバチャン!
観念したと思っていたら、目の前で最後の一暴れをしてくれた。
水が跳ねて顔にかかり、同時に竿から重さが消えた。
私: 「えっw」
魚: 「えっw」
カメ: 「プッw」
ばっ、バレただとーーーーーー!?
ここまできてええええええええええええええええ!?
しばし呆然とする私の足元1m程のところにウミガメが浮いてきて顔を出し、こちらを見ながら息継ぎをして、また潜っていった。
屈んでいたので本当に距離が近く、フヒュッと微かに呼吸音が聞こえた気がした。
・・・今絶対笑っただろカメェーーーーーーーー!
引きずり上げてひっくり返してそのまま帰るぞコノヤローーーーーー!
・・・落ち着け俺、Be cool !
気を取り直してリーダーを確認し、ヒットした辺りからキャストを再開。
どの方向・深さ・距離とも反応無し! ちくしょう!
仕方ないので、水溜りに入れておいたゴンベたんをテイクアウトして帰ろうと振り向いたら、潮が満ちてきて波が入るようになっており、自己判断で既にお帰りになられていたようだ。
え、もしかしてボウズ?
ふてくされて帰宅。
ヨメに最後の最後でバラした話をすると、
「夢でも見てたんじゃないのw」(プ
と笑われ、半ベソをかきながらギャフを注文した。
魚、亀、ヨメ、お前らいつか見てろよ!
* 写真は勝手に帰っていった協調性の無いゴンベたん
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