オジサンのアルビノ釣れました



尾之間港。

周辺を、釣り師垂涎の名立たる釣り場に囲まれながらも、あまりにマイナーな場所である、まあイカは多少釣れるらしいのだが。
しかし図らずも今日、そんな完全ノーマークな尾之間港で釣りをする機会が訪れた。

というのは、実は今日、「就学時健康診断」とやらが尾之間の公民館で行われ、来年小学校へ上がる我が家の次女がそれを受けに行くのにノコノコとついて行ったのだが、なんというか、待っている間がヒマでヒマで。

しかし天気はパッとしない上に、終わる時間が読めない。
終わったらすぐにヨメチビを迎えに来なくてはいけないので遠くへ行くわけにもいかず、それなら2~3分もあれば戻って来られる尾之間港しか選択肢が無いな、となったわけだ。

Aコープ脇の道を下るとすぐに港である、それにしても、相変わらずブレーキが壊れたら海中へ一直線な坂道&港である。
車を停めて、竿を下して堤防の先端へ、ちなみにこの港の不人気さの最大の原因は、外海側が高くなっていて、しかも高くなった上部があまりに狭いため、事実上外海側に竿を出すことができないということだと思う。

そんな構造上、釣れそうにない港内に投げるか、堤防先端から可能な限り斜めに外海側に投げるしか選択肢が無く、とにかく制限がきつい。
こりゃあ釣れる釣れない以前にやる気出んわなあ、と、不人気っぷりに改めて納得。

さて投げてみるが、当然のように釣れない。
港内に川の流れ込があるので、その周辺を狙えばエバ(メッキ)くらいは釣れるかな、とも思ったがウンともスンともである、そもそも堤防側からは非常に狙いにくいのだ、ううむ。
仕方ないので、対岸の岩場付近を遠慮がちに攻めてみると、何投目かにゴン!

おお、なんか掛かったぞ、でも明らかに小さい上にあまり引かない。
寄せてみると、案の定、小型のオジサンだった、速攻でさようなら。

岩場付近は根掛かりしそうなので、斜めに沖方向に投げてみるが、反応無し。
外海側を見ることもできないって、想像以上のストレスだなあ、と考えつつ、距離や方向、深さを変えつつ、少し探ってみると、深めで何かヒット。

んー、さっきよりは大きそうだがやっぱりショボい、またオジサンっぽいなあ、と、寄せてみると何やら黄色い。
ん? ヨスジフエダイか?
いや縞々が無いな、なんだかスリム体形だしベラの類か?

とにかく抜き上げてみると・・・なんだコイツ。
って、ヒゲがあるぞ・・・もしかしてオジサンの類か? って、オジサンのアルビノか!

オジサンのアルビノ個体 よく見ると、色合いは全く違うものの、体の模様分布のパターンがオジサンだ、尻尾の付け根のオレンジが、普通のヤツの黒斑に当たるというわけだ。
オジサンは相当な数を釣ってきているが、アルビノは初めてだ、記念撮影してから、普通よりやや丁重にさようなら。

ちょうど雨が降り出したので、竿仕舞いして戻ってみると、ちょうど検診が終わっていた。
珍しい場所で珍しいものが釣れたし、いいヒマ潰しだった、のかな。

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