カスミアジ釣れました



明日辺りから台風の接近でしばらく釣りは無理そうだが、今日はなんだか天気がいいので、帰って朝飯食べたら屋久杉ランドにでも行こう、なんて考えながら堤防先端へ向かう。
途中、港内をかなりでかいGTが泳いでいて驚いたが、そこは華麗にスルーし、先端部へ。

5投位するが反応無し。
続けて投げ、着底後にジャークを繰り返すが、3ジャーク目位にガツンと重さが掛かった。

おっ・・・ん?

根掛かり・・・なぜそんなところで根掛かりする?
底が余程急勾配にでもなってるのか?

竿を緩めたり向きを変えて煽ったりしてみるが外れない、仕方なく軍手をしてPEを強く引くと、ルアーをロストして外れた。
手応え的にはスナップの結び目のところで切れたかな、だとすれば不幸中の幸いである。

巻き上げるとリーダーは無事で、スナップから先が無くなっている。
ツイてないなあ、と新しいスナップを出そうとしたら、すぐ先でバチャバチャと大きめの魚の群が跳ねる音が。

うお? なんかわからんがでかいっぽいぞ?
チャンス到来である!

スナップは放り出して、ルアーケースから今朝新しく下したジグを選び、素早く直結で結ぶ。
ボイルの少し先目がけてキャスト、着水、カウントダウン1秒、少し速巻き、ストップ、フォール2秒、ジャーク・・・ゴン!
かなりの重さが伝わった。

いよっしゃあ! 来たよママン!

一発合わせを食らわせて、さあどんだけ暴れてくれるのか、と身構えたら・・・ん?
しっかり重いしゴンゴンと暴れてはいるが、横に走るわけではなく、なんだか底の方に潜ろうとしていて、しかし重いだけならツムブリを寄せた時よりも重い感じがする。
なんだコイツ? もしかして根魚か?

まあ無理をせず、ドラグに気を付けながら魚の動きに合わせて相手をしつつ、しばらく弱らせる。
少しずつ寄せられるようになったので、ポンピングは控えめにしつつ慎重に引き寄せる・・・がしかし、コイツがマジで重いのだ。

この堤防の先端部は特に高くなっている上に、今は干潮なので水面からはいつも以上に高さがある。
さすがにここでの抜き上げを躊躇して、ゆっくりと左側に引き回して、20メートル程後ろの段差まで魚を引いていき、1メートル半程の段差を飛び降り、改めて足元まで寄せつつ巻き上げる。

やがて水中にギラリと魚体が光り、なんとなく体高がある魚だなとは判った。
更に引き寄せると、ついに魚体がはっきり見えた。

体高の高いヒラアジ型。
青い背ビレと腹ビレ、黄色い胸ビレ。

おおお、カスミアジさんじゃないですか!
どうも初めましてごちそうさまです!
この体形でざっと50センチ以上、いや60センチ近くあるかな、重いわけだ。

さて喜ぶのはまだ早い、無事に引き上げられるか、むしろここからが正念場である。
まず針掛かりを確認、上顎のど真ん中にしっかり刺さっている、よし!
軍手をしてPEを掴み、竿を置いてPEを引いて手繰り寄せるのだが、重いので、軍手でPEを3回位手に巻き付けては引き上げ、を繰り返す。
やがてラインはPEからリーダーへ。すっぽ抜けはしなかったのでまずは一安心、そのまま更に4m程付けてあるリーダーを巻き上げる。
そして遂に、何とか堤防の上まで無事に抜き上げることに成功した。

カスミアジ っしゃあ!

と一人叫び、写真を撮ったりと至福の時を味わう。
ふっふっふ、ヨメチビの驚く顔が楽しみだぜ、しかもこいつは旨いと定評がある。
うむ、こういうのを釣りたいんだよ!

今朝は数えるほどしかルアーを投げていないが、鮮度が落ちない内に〆て持って帰るべく、これにて納竿。
船着き場の横で血抜き&内臓の処理をし、帰宅しましたとさ。

帰宅後測ったところ、全長は58cm、重さは不明だが2キロ半位か、もう少しあるかな?
ちなみに子持ちの雌だった。

なおヨメの労いの言葉は、「えー、すごいなにこれ! まさか自分で釣ったの?」でした・・・ちくしょう。

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