オボソ(スマ)が釣りたい
天気が悪く、釣りは休業中である。
今日は下のチビの誕生日だったので、チビを幼稚園に迎えに行った帰りに注文していたケーキを受け取りに行き、ついでにAコープに寄って少し買い物をした。
適当にあれこれと買い、鮮魚コーナーの前を通りかかると・・・お?
オボソ(星カツオ) お刺身用
オボソとは、スマの屋久島での呼び方である、最近養殖に成功したとか言ってましたな。
・・・うーむ、そういえばオボソ釣ってないなあ、今年は少ないらしい上に、そもそも最近ほとんど磯に行ってないけどさ。
実は次女、オボソの刺し身が焼き肉以上に好きなのだ。
以前焼き肉をした時に、肉の他に朝釣ってきたオボソの刺身を1皿置いておいたら、肉を全く食わずに刺し身を食い続け、流石に一人で全部食べたらいけないと空気を読んだらしく、申し訳程度に残してごちそうさまと席を立ったのだが、数分後に涙を浮かべて戻ってきて、
「・・・このお刺身、全部食べちゃだめぇ~?」
と、リアルで泣きながらのたまった。オボソ涙事件である。
私ヨメ長女、一瞬目が点の後、顔を見合わせ、爆笑w
そんなに好きかw
*その後、切り足して好きなだけ食わせてやった。
そんなわけで、肉もわんさか買い込んだが、誕生日だしオボソも食わせてやることにして、刺身用の切り身を1パック買うことにした。
で、そのオボソを夕食に刺し身にして食べたわけですよ。
・・・結果、2/3以上が残った、次女も全く箸が進まない。
なぜかって、旨くないのだ。
大事なことなのでもう一度言おう、旨くないのだ。
いや普通の刺し身と考えれば普通の部類なんだろうが、自分で釣ってきたものに比べると、それはもう格段に旨くないのだ、全員がこれ本当にオボソっすか状態である。
正直オボソは、自分で釣った以外には学校の父兄とかの集まりくらいでしか食べたことがないと思うが、その時も誰かが釣ってきたものだった。
私もそうだが、こちらでは多くの釣人は、食える魚が釣れたら生きている内にまず首を折って海水につけ、しっかり血抜きをする。
残酷なようだが、心臓が動いている内でないとしっかり血抜きができないので、暴れる魚を押さえ込んで、一思いにズバッとやる。
特にオボソやソウダガツオ等は血の気が多く、首を折った時点で血飛沫が飛ぶ程で、気を付けないと冗談抜きで返り血を浴びる。
私の場合はその後、その場で内臓まで抜いてしまうので、持って帰った時点で血抜き済みのがらんどうである、つまり「首折れサバ」とかいってブランド化している類と同様+αの処理をしているわけだ。
しかし買ってきたオボソはそういう処理をしていなかったためか、身を切った時点で包丁に血が付き、口に入れるとなんだか血の気で旨味の大部分がかき消されてしまい、そして何より後味が悪いのだ。
オボソは血の気の多い魚なので、どうやら処理の差が特に顕著に出るようだ。
うーん、締め方ひとつで、こんなにも味が違うとはなあ・・・美味しく食わないと魚にも申し訳ないわい。
まあとにかく、ウチでパックのオボソを買うことはもう無いだろうな。
そんなわけで、オボソさん、釣れて下さいお願いします。
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