うっかりGT(ロウニンアジ)を釣ってしまうw



朝、早起きできたら栗生に行こう、と思っていたのだが、目を覚ますと7時半。ですよねー。

チビ共を送って朝飯後、ヨメさんが「オオビヤに行きたい!」と言い出した。

・・・えー、あそこ、道路から遠いし、しかも崖を下りてもう一度登って下りて、更にもう一度登って下りないといけないじゃん・・・。
なんつーか、家からは近いが、気持ち的には島の反対側よりも遠いんだけど・・・。

一応ブーブー言ってみるが、ヨメさんの意思は無駄に固く、しょうがないので軽くオボソ(スマ)用の用意をして出掛けた。

でもってオオビヤ!

あーやっぱここ、来るのしんどいわー・・・まあ眺めはいいしいい場所なんだけど、自分1人だったら絶対来ないよな。

1日釣っちゃうような人ならいいんだろうけど、私の場合は普通で1時間ちょい、長くてせいぜい2時間、異例の長さでも3時間も釣っていないので、行き来に掛かる時間とのコスパを考えると、どうにも割に合わん気がしてならんのだ。

で、目下の問題は・・・ここまで来たのに、南西の風が吹いていて波が強く、釣りにくいったらありゃしないことだ。
ここは足場が低いので、先端は飛沫を被りまくっているので却下、少し河口寄りに陣取ってみたが、そこもたまに飛沫が掛かる上、たまに結構高い波が来る。

ちなみに1投目と2投目はペンシルFにヒラスズキがドバンと出て、しかし掛からないという予定調和。以降はダツらしいアタリが一度あった。

しかし波は高く、ヨメさんは心配そうにソワソワしているし、しかも横風&最初に軽いルアーを使ったためにエアノットが度々発生、それを解くのがウザくなり、一旦撤収し、もっと内側へ移動した、まあイカでもいないかなーと。

ヨメさんもやって来たが、イカは見当たらず、試しに足元をちっこいジグで探ってみたら30センチ位くらいのオジサンが釣れた、いらんけど。

やっぱ外向きに投げないとだよなー、と、28グラムのジグをちょい投げ早巻きで即回収を繰り返しつつ少しずつ距離を長くして、緩んだラインのテンションを修正。
フルキャストは怖いが、これで50メートルくらいなら飛ばしても大丈夫かなーと、恐る恐る外海側にジグを投げてみる・・・しかしこのライン(シマノ Pitbull4 2号)、エサ釣り用に買ったんだが、強度はいいんだがなんか一癖あるなー・・・。

数投後。
着水からテンションフォールで15カウント、大きめのアクション&ゆっくりフォールで寄せてきた、足元から15メートル程のやや上層で、突然

ズドッギュイィーン!

私「もっ!?」ズシーン

猛烈な勢いでジグをひったくられた!

そしてフッキングもクソもなく、そのまま一気に突っ込んでラインを出していく!

私「うおおー!?」ギュジィイイイー

少しドラグを締め増しするが止まらない、ここは海底の地形が足元はドン深だがすぐに浅くなっていたり瀬が林立していたりと複雑怪奇で、あまり締め込んで左右に走られると根ズレで瞬殺されそうだ、判断がむずい!

そういう時はどうするか・・・どうせ何をやっても運まかせなんだ、考えても無駄なんだったらロッドを立てとく以外は何もしない! 楽だしなwww

ヨメさんがえらく興奮してやって来た。

私「ウォーヤベーww」ジィイイイー
ヨメ「がんばれ! がんばれー!」
私「・・・応援はいいからさ、ギャフ持って来いやw」

どこまで走るのか、ここ根がメチャクチャ荒いから無理かなー・・・と思っていたら、突っ込むだけ突っ込んだら走りが止まり、そのまま底の方でウロウロしている・・・あれ、この行動パターンはGT(ロウニンアジ)か?

ここでドラグを締め増しして一気に浮かせに掛かる、GTならセカンドランはろくに無いはずだ、おーらとにかく浮いて来いやー!

ヨメ「何? 何?」
私「わからんが、なんか行動がGTっぽいな」ゴリゴリ

途中、ラインが擦れる感触がしてやっぱりダメかとも思ったが、なんだかんだで水面まで浮かせることに成功、魚はやっぱりGTだった。

私「やっぱりGTかw」
ヨメ「うわあGT! GT!」

やたらエキサイトしているヨメさんを背に、ギャフを掛ける場所を考えるが、うーん、微妙に届かんな・・・しょうがないあそこを少し下りるか、でも片足は濡れるなー・・・。
とにかくもう少し弱らせてからの方がいいな、フックはがっちり地獄に掛かっているようだし・・・と、しばし海面で弱らせる・・・んー? ・・・はあ!?

なんと魚の下に、デカい魚影が多数出現!
一瞬サメかと思ったが、見ると全てGTである、なんと普通は単独または数匹でしか行動しないGTが、10匹くらいの群れで来やがったのだ。

更にエキサイトして写真を撮りまくるヨメさん、しかしマジでデカいのがいるな、あれ1メートル半くらいあるだろ。

しばし回遊魚によくある見送り?(仲間がついてくるアレ)かと思い、こんなにGTが足元にワラワラいるのも珍しいので、スマホで動画を撮りつつ見ていると・・・あれ、なんか・・・狙ってない?

ヨメ「やばい! 狙ってるよ!」

私「ちょ、マジかw ・・・って食い付きやがったー!?ww」

なんと一番デカいのが、針に掛かっている魚の尻尾に食い付きやがった!
そのまま少しラインを出され、慌てて動画を撮るのを止めてロッドを支える・・・と、まあ何とか離してくれたw

GT(ロウニンアジ) 食われてはかなわんので、ヨメさんにロッドを持たせて急いでギャフを掛けに入ると、運よく一発で掛かり、何とか無事に魚を確保。
なお魚は70センチ、4キロ半ちょっとと、非常に程良くて食べて旨いサイズ(GTは1mくらいから味が落ちる)だったが、デカいのに噛まれた痕がはっきりついていた。

ちなみにこのサイズのGT、旨いんだよなー!
GTはあまり旨くないとよく言われるが、それは1メートル以上の大型の話であって、このサイズは非常に旨いのだ。

それにしても、GTも状況次第で群れにもなるし、共食いもするんだな・・・。

結構日差しが強いので、急いで魚を処理して撤収。
魚をぶら下げて、ヒーコラ言いながらまた崖を上ったり下りたりして来た道を戻ったが、マジで疲れた・・・やっぱ1人だったら行かないわ、あの場所。

おまけ:釣ったGTが食われそうになった動画
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釣ったGTを海面で弱らせていたら、更にデカいGTの群れが現れ、挙句に食い付くの図。 食われそうになってるので70センチ・・・屋久島の海、おそロシア。

屋久島いい加減釣り日記 主にルアーで釣った魚リスト?さん(@lazy_angler)がシェアした投稿 -



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