栗生・塚崎侮れず



やーどうも、台風ですなあ。

ここ数日は東風が強かったので、栗生に2回行っただけっす。

まず19日は、昼飯の後に例によって海水浴場横の埠頭に行き、いつもの全誘導底釣り仕掛けをぶん投げてみたものの、スカ。
一度だけラインが出てフッキングを入れると、たぶん1キロちょいくらいの、ここでこの釣り方で掛かるにしては軽めの何かが乗ったものの、10秒ほどで外れてしまってそれっきり。ふんだ。

20日は、割と忙しいってのに、ヨメさんが台風前に泳ぎに行っとくよヒャッハー! と言い出したので、朝飯の後で次女も連れて塚崎へ。
でね、この塚崎がね、面白かったんですよ奥さん!

車を栗生川沿いのガゼボ?の前に停めてヨメチビ共を放牧し、私はロッドを持って20メートルくらい上流側の川岸の岩場へ下りる・・・本当は目の前の古堤防に乗るといいんだけど、上げ潮だし戻る時濡れるの嫌だしってことで、つまり自堕落なチョイスっすよw

ロッドは、車にはいつも10ftのMHのタックルと、8ftのテレスコのMLのタックル(主にイカ用)が積んであるのだが、少し考えた末にMHの方を持って降りた。
というのは、ここはうっかりするとGTが入ってくるそうなのと、釣れなかったらこのまま岬の先端(ゴジラ岩)に移ろうと思ったからだ。

ってことで、まずはスウィングウォブラーで中央のテトラ帯周辺を中心に探ってみる・・・と、5投目くらいにデカい波紋がしばらくついて来た・・・おお、何かいるぞ!?
たぶんチヌなんだと思う、最近ここで潜ってみた人の話を聞いたんだが、ここのテトラ帯にはチヌが居着いているそうだ、今日はそんな確定情報があるのでここで投げてみてるわけでしてね。

しかしチヌなんて釣ったことないし、釣り方もよくは知らんのだ・・・。
チヌは臭みがある魚というイメージがあるが、屋久島は川の水がきれいなので、チヌも臭みが無く非常に旨いと聞いている。
とりあえず、案ずるより食うがお寿司とも言う、釣って食ってみてから今後の対応を考えましょか、というのが我が家の方針である!w

結局その後、スウィングウォブラーには子ダツの反応しかなかったので、ルアーを替えようと思うと・・・うーん、なんか選択肢が無いなw
普段青物ヒャッハーばかりなので、チヌを狙えるようなルアーなんぞ持ち合わせが無いのだ・・・じゃあこれでも投げてみるか。
7.5センチ・16.5グラムのシンペン→反応無し!

むう、贅沢もんめ・・・じゃあ次はこれだ、7センチ・20グラムのミノー!
割と飛ぶので、あちこちぶん投げてみると、2投目で何かが当たった、がしかし乗らず、と思ったら追い食いしてきたのでフッキング、おっしゃ軽いけど何か乗った、と思ったら3秒くらいで外れた。orz
数投後に、今度は小さいが真っ赤な魚が足元までチェイスしてきた・・・なんだありゃ?w

いやしかし、こんなところでこんなルアー投げてるのに、割と反応があるなー、と思いつつ、テトラ帯周辺を、テトラにルアーを当てないようにサミングを入れて飛距離を加減しつつ探っていく・・・なんか川で釣ってるみたいだな・・・って、まあ確かに川なんだけどw
まあとにかく、対岸や障害物までの距離や流心を気にするやら、北海道でルアーでイワナやらニジマス狙ってた時みたいな気分である、なんだか懐かしいなオイ。

とか思いつつ、テトラ帯の左向こうから引いて来ると、テトラ帯の近くを過ぎた辺りでグンッと何かが食った、おるぁフッキング!

ズシン!
おお、何か乗ったぜ・・・おお、結構引くんじゃないディスカー!?

なんか青物と違ってバタバタした暴れ方だ、割と重いがそんなに引きが強いわけでもないしタックルも強いので、はいはい知るかボケーみたいなノリでゴリゴリ寄せると、5メートル程先で魚体が見えた、おお、チヌじゃねーか、マジでいるのか!

しかもたぶん50センチくらいありそうだ、おっしゃどうやって食ってみようか・・・とか思いつつ寄せようとしたらフックアウトおおお!orz

ぬおおお、マジかー!
確実にチヌ、しかもチヌにしては結構デカかったのにいぃー!orz

その後はダツが1本掛かっただけ!
しかしチヌは確実にいることが判った、よっしゃ、近日中に是非釣って食ってみよう!

その後、ゴジラ岩に移動。
まず足元にイカでもいないかなーと思ったが不在のようだ。ちっ。
というか、台風が近付いているというのに穏やかだな、まあ風裏ではあるし、うねりも遮られる位置だしな。

とにかく投げてみることにする・・・が、ここは海底がメチャクチャ複雑な上に浅いんだよな、表層を引いて、何か掛かったらゴリ巻きで寄せる以外に無いな。

ってことで、バイブレーションをフルキャストして、着水と同時に表層を高速巻き開始・・・ゴン!

私「はぁ!?」フッキングー

ズン!

おお、なんか掛かった、っておおお、結構引くぞ、なんだ!?
初っ端の初っ端、着水から2秒で、横に走る結構な重さの魚が掛かった、ロッドを立てて強引に寄せ・・・ようとしたところでフックアウト!orz

気を取り直して2投目・・・ゴン!

私「はぁ!?」フッキングー

ズン!

おいおいマジか、また何か乗ったぞなもしー!?

(略)

オジサン 大叔父様だったー!\(^o^)/イラネー
40センチ近くあるが、これ純正の「オジサン」だな、純正にしてはデカい、最大級だろうな・・・ていうかデカいと色使いとかキモさが引き立つなw
・・・がしかし、このサイズでも親戚のホウライヒメジならともかく、純正の叔父様は旨くないのでさようなら!

気を取り直して3投目・・・ゴン!

私「はぁ!?」フッキングー

ズン!

私「・・・マジっすかw」

なんとまた何か乗りよったぞなもs

ギュアン! ギャイイイィーーー!

私「うおおおおおー!?」

クリーチャーが沖へ向かって一気に走った、やばい、デカい重い、めっちゃ重い!
なんか知らんが、少なくともここで掛けたらあかんヤツっぽい!

慌ててドラグを締め込んだが止まらないので、スプールをやんわり握ったり離したりを何度かしてみると、やがて走りは止まった・・・まあ10キロまでは無さそうだが、最低でも5~6キロはありそうな感じだ。
カスミアジかGTか・・・あかん、いずれにしても無理だ・・・。

いや、止められたんだし、堤防なら高確率でキャッチ出来ると思うが、この海底が迷路のようになっている浅い磯で、フルキャスト間もなくで掛かって更にしばらく走られてと魚が遠くては、寄せる間に絶対に根ズレでラインブレイクする・・・無理ゲーというやつだこれ。
1キロやそこいらなら、強引に巻いて水面滑らせて寄せられるかもだが、このサイズでは不可能だ。

・・・2018年8月20日11時半、絶望的な戦いが、今、始まる!

ギュイン! ジィィー!

!魚が右へ走り出s

ブツン!

・・・

・・・絶望的な戦い、始まっって数秒で 終 了 ! \(^o^)/

ええ、ええ、根ズレでリーダー手前でPEから切られましたとも!
まあここじゃ、ほんの少しでも下に行かれたら終了だよ・・・むしろ最初の走りの途中で切れなかったのが奇跡だわ。

にしても、あー、止めておけばよかった・・・。

メソメソと後悔しながら撤収!

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