病院送り \(^o^)/



朝起きて6時過ぎ、まあとりあえず湯泊港へ。

今日は天気もいいし風も穏やか、どうにも絶好の釣日和である!
まあ昼間は暑いだろうが、なんというか、これぞ屋久島の夏! ってな感じの、実に素晴らしい夏の日である!

堤防を進むとN父がいて少し話す、N父は堤防を戻り、私は先端部へ行ってジグをキャスト。
3投ほど投げたが反応が無いので一旦諦め(我ながら諦め早いw)、ぶーたれながら足元にジグをポイしてホイホイしてみる・・・と、グンッと重さが乗った、まあまたオジサンだろうが掛かったぜヒャッハー!
そんなに重くはないのでゴリゴリ上げると、30センチくらいのホウライヒメジ、うーん、ムニエル素材としてはいいんだが、ちょっと小さい・・・リリースだな。

ここで悪夢が起こる。

使っていたジグは、昨日アカハタを釣ったのと同じスロージグというやつで、フックがフロントに2本、尻に1本付いていて、まあ買ったそのままを使っていた、そして魚は尻のフックに掛かっていた。

直感で、「うわー嫌だな、これ危ねーわ・・・」と感じ、フックを外すのに少し躊躇、しかし早く外してやらないと魚が弱る。
しょうがないので、覚悟を決めて魚を押さえ込み、フックを外しに掛かった。

ここで1つ、ちょっと私の拘りというか志向を書いておくと、まず私はトレブルフックを一切使わない、買った時に着いているものもすぐにシングルに交換してしまう。
そして今年に入ってからは、更にそのシングルのフックを、バーブレス(カエシ無し・つまりスレ針)のそれに順次替えていっている、まだ替えていないものも、バーブを削り落としたりしているものが何本もある。

理由は1つ、特にデメリットが無い(バラしやすさ等も含めてね)上に、危険が格段に少ないからだ。
この辺の確率的な考え方については別で触れるとして、まあとにかく、私はフックに関して、バーブレスのシングル志向なわけだ。

しかし今日のルアーは、買ったばかりのものをそのまま使っていた。
しかもフックは3本と多い上に、全てバーブ付きである。

そして、避けたいと思っていた最悪の事態が起こる、フックを外している途中、不意に魚が大きく暴れたのだ。

私「・・・んがっ・・・!」

左手人差し指の指先に鋭い痛みが走り、フックが刺さったことが判った、まあちょっと刺さる程度ならたまにあるので慣れっこだが、今のは衝撃が大きかった・・・恐る恐る指先を見ると。

\(^o^)/

・・・ええ、ええ、バーブが完全に見えなくなる程まで、思い切り刺さってやがりましたともさ!

騒いでもしょうがないので、我ながら無表情のまま一言も発せずに速攻で魚を外し、リリース。
次にジグがぶら下がったままの指先を見つめる。
見ると、深々と突き刺さった針先が僅かに貫通したらしく、そちらからも血が少し染み出していた。

私「・・・ちっくしょーーー!」(叫)

やってもうた。
やってもうた。
(大事なことなので2回言った)

うがーマジか、本気で本気っすか!?
嫌な予感がして、気を付けていたのに!
よりにもよって、海では稀なバーブレス志向のこの俺が、バーブ付きのフックをグッサリですと?

とにかくアシストラインをPEカッターで切り、手早く片付けをして堤防を戻りつつ、どうするかを考える。
車に戻ると、ちょうど子供連れの人がやって来て、「釣れましたかー?」と訊いてきたので、「釣れましたよ・・・自分が。ほらw」と指を見せるとドン引きしていたw

帰路を右手だけで運転しつつ、どうするかを考える・・・うーん、とにかくフックのチモト部分は切断しないと話は始まらん、ペンチで切れなかったら工作用ルーターで切るしかないな、その後は氷水で指先を冷やしてなるべく麻痺させておいて、ペンチで針先を押し込んでバーブまでを押し出し、あとは引っ張れば抜けるわけだが・・・ぐああ、考えただけでクラクラしてきやがった・・・orz

実はだ、私は来歴上、打撲や通常の創傷には滅法強い方なのだが、針の刺さる系の痛みが何故か非常に苦手で、注射なども大嫌いなのだ・・・更には単に嫌いなだけでなく、筋注なんてされた日には、かなりの確率で血圧の急低下を起こすので本当に笑えない、面には強いが点には弱いというやつなんである。

家に帰り、ドン引きのヨメを尻目にペンチでの切断を試みるが、ねじ切るような力の入れ方はできないため、なかなか切れない。
しょうがないので工作用ルーターを引っ張り出し、金属カット用のディスクをセットして、振動に耐えながら何とか切断に成功。
次にボールに氷水を入れて指を突っ込み、しばらくして感覚がなくなってきたところで、ペンチで針先を押し出すべくグイグイと・・・。

私「・・・んがあああ痛えぇぇ、無理いぃぃー!」(泣)
ヨメ「ね、もう病院、病院行こう!? 電話するから!」

結局、尾之間診療所で見て貰えることになり、チビ共に事情を話し、ヨメを乗せて保冷剤で指先を冷やしつつ、気が紛れるので自分で運転して診療所へ。

私「自分で抜こうとしたけどダメでした・・・」
先生「・・・そんないらんことしないで、さっさと来ればいいのに・・・」(呆)

・・・確かに無駄に痛い目に遭っただけなのでぐうの音も出ないですorz

俺の指 先生「で、3つ方法がある、麻酔しないでこのまま押し出すか、針の刺さっている部分辺りに細い針で麻酔するか、あとは本来の方法、指の根元にちゃんと2箇所麻酔を打つか。どうします?」
私「・・・なるべく痛くない方法でお願いします・・・」

結局、指の根元に麻酔を打つことになり、ギャーギャー言いながらも麻酔終了。

先生「どうですかー?」
私「・・・ご臨終です・・・」
先生「わははw・・・奥さーん、ご臨終らしいんで手ぇ握っててあげて下さーいw」

その後、あっさりと針は抜き取られ、包帯を巻かれて無事に帰宅。
幸いにも麻酔が切れた後も全く指は痛まず、夕方にまた釣りに行こうかとも思ったが、麻酔の副作用なのか何なのか、右足だけがむくんだ感じになり、大事をとって自粛・・・血栓とかじゃないだろな。

そんなこんなで、昨日・今日と、何かに呪われた如く碌でもないことが続き、結構凹んでおります・・・。

そうそう、ちなみに帰ってから速攻で、全てのルアーのフックのバーブを、たっぷりの憎しみを込めて1つ残らず削り落とした。
よっしゃ、これで刺さっても大丈夫・・・って、もちろん刺さりたくはないが、とにかくこれでかなり気が楽になった・・・が、もっと早くやっておくべきだった・・・orz

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