ついにやらかした



・・・​ほぼ1週間荒れ狂った風&寒波がやっと収まった。​

この一週間は散々だった、まず寒いだけで私はかなり不幸なのに、風が凄まじくとても釣りには行けず、しかも何だか仕事が忙しかった。

それでも、一応何度か釣りに行こうとは試みた。うん。

火曜日・・・夕方に震えながら湯泊港の先端まで行ってみたら、数分後に雨が降り出して猛ダッシュで逃げ帰った&ズブ濡れorz
水曜日・・・平内は風が弱かったので、朝飯の後に湯泊港にイカを引っ掛けに行ってみたら、湯泊港は風ビュービューでエギがまともに沈まず、2分で撤収
金曜日・・・夕方、やっと風も収まったので平内魚待に行こうと家を出たが、あまりの寒さに庭先でUターン

挙句の果てに、火曜日の夕方に下のチビ(小1)に、ふざけて「高い高い」したのだが、その時にちょいと腰をやらかしたorz
無反動で高い高いをして胸の前で落下を止め、そこから勢いをつけずに再び上に上げるのを繰り返すという、私的にいつものをやったのだが、上でチビが動いた拍子に左右のバランスが崩れ、それでも何とかキャッチはしたものの、いきなり左手に過度な重さが掛かり、背中の右半分がグキッとなった。
まあ普通に動き回る分には平気な程度だしもう直りそうではあるが、22キロを超えたチビの自由落下を片手で支えるには年を取りすぎたか・・・ふうむ、ちょっと筋トレしてみるか。


とまあ、とにかくだ、やっと晴れた&風が止んだぜ、ヒャッハー!
喜び勇んで朝一番で・・・と言いたいところだが、早朝は寒かったので、朝飯を食べて8時を過ぎてからのんびりと湯泊港へ。
満潮前だがイカは見当たらず、先端部まで行ってジグをぶん投げてみる。

キビナゴの群れが港内船溜まり近くまで入り込んでいて、全方位キビナゴだらけなのだが、視認できたキビナゴを追っている魚はダツ数匹のみで、基本キビナゴはのんびり営業。
まあ日の出前後ならまた違ったのかもなー、と思っていると小さめナブラ発生、たぶん30センチは無いであろうサイズの魚だ、メアジかな?
ジグを投げてみるとコツンとたまに当たるが乗らず、思ったより小さいかも。
色々投げてみたが、他に反応らしい反応はなく、さっさと諦めて撤収。


家に戻って一休みし、今度はヨメさんと2人で魚待へ下りてみる。
東側に3人、西側にBD氏、波が穏やかなので更に西の低い瀬に乗ってミノーを投げてみるが反応無し。
じゃあ飛ばしてみましょうかねー、と、TGベイトに替えてぶっ飛ばして早巻きで寄せてくると、数投目にブリっぽいデカい魚がチェイスしてきた・・・がしかし食わず。
しかし何かいるな、と粘ってみるが、結局ダツのバイトが一度あっただけ、この間フカセの方も全く釣れた様子なし、BD氏もチビダツとチビカワハギだけだったようだ。
1時間程で時間切れとなり撤収。


昼飯の後、買い物がてらに長女を尾之間の図書室へ連れて行き、長女が本を選んでいる間にちょっとだけ尾之間港へ。
イカは全く見当たらず、投げる前から投げ出すw

・・・ここ本当に釣れないよなー・・・しかしまもなく車が下りてきて、内側の角でネクタイを締めた人が竿を出して釣り始めたw
長女との待ち合わせの時間が近付いたので帰ろうとすると、件のネクタイ氏はY君の父ちゃんだった、昼休みらしいw
少し話をして、長女を拾って買い物をし、帰宅。


家に戻ってお茶を飲んで一休みし、懲りずに再度魚待へ。
ほう、1台も車がいない、今は干潮ピークでこれから潮の上げ始めなのに。
ホイホイと岩場を進み、今朝と同じ場所に陣取り、海を眺める・・・むむ。

何だか潮目が目の前まで差し込んでいて、あちこちで散発的に魚が跳ねている・・・おお、左手でベイトの群れが一斉に跳ねたぞ!?
何だか知らないが、見たこともないほどの魚っ気である・・・え”。
200メートルくらい沖で、とんでもなくデカい魚が跳ねた・・・クチバシ尖ってたんですけど・・・カジキだよどう見てもwww

おいおいおい、何なんだ一体・・・これが魚待の本気なのか!?
とにかく急いでルアーをセットし、ギャフを配置してキャスト開始、まずはペンシルFからだ・・・バチョーン!
1投目から何か来やがったぜ、掛からなかったけど・・・あー、左手に流木が2つあr

バチョーン!

私「」

デカいシイラが跳ねよった、しっかり顔が見えた!

バチョーン!

私「めそ」

今度は右手沖で、ぱっと見ハガツオっぽい何かが跳ねた!

フガフガしながらルアーを回収し、確実に届きそうなシイラの方へキャスト、跳ねた場所の向こうへ着水、5秒待つ、アクション開始!
・・・出るか? 出ちゃうのか? ・・・え?

ガツッ!

出た、そして掛かった・・・ウミガメが! \(^o^)/

流木の手前に突如ウミガメが浮上してきて、見事に引っ掛かりよったorz
くそう、なんて時になんてタイミングで・・・外れろー!
しかしどうやっても外れず、やがてカメは全力で潜り始める・・・うおおー!

そんなにデカいカメではないが、まあ標準程度の大きさはある、重さとしては・・・まあ10キロじゃきかないだろうな、どうすんのコレ・・・・しかもあのルアー下ろしたてだぞ、頼む返してくれマジで!
・・・タックルはPE2号、リーダーフロロ8号、ロッドはMHだ・・・よーしダメ元でやってみるか!

2016年12月17日16時00分過ぎ。
ウミガメとのファイトという名の悪夢、今ここに開幕!\(^o^)/

ウミカメはスピードは無いが、とにかく重く、息継ぎをすると一気に下へと潜り始める、そのまま海底の岩陰で睡眠をとるようなヤツらなので持久戦に持ち込まれたら終りが見えない。
夕暮までは1時間ちょい、そしてここの水深は20メートルから25メートル、もう少し右には30メートル以上の場所がある。
底まで潜らせてはいけない・・・が、うごー重え、ドラグが鳴ってどんどんラインが出る、しかし見えた様子では頭の近くにフックが掛かったようで、それが幸いしてか一気に10メートルくらい潜ると突っ込みが鈍る、頭を持ち上げられる形になるからだろう。

ドラグはあまり強く締め込まずロッドに無理のない程度にしておいて、ヤツの泳ぎに合わせて手でスプールを小刻みに押さえる・・・魚と違ってヒレで水を掻くので、その動きがはっきり分かるのだが、水を掻く合間に押さえてヤツのスタミナを奪う作戦である。
そして突っ込みが弱まったら、スプールを押さえて一気にポンピングで浮かせる・・・しかし、水面まで浮かせる=ヤツに息継ぎをさせる、なので、また力強く潜り始める、の繰り返しである・・・。

しかしいくら息継ぎをしてもヤツのスタミナは無限ではない、潜られて浮かせてを5~6回繰り返した辺りで抵抗が一気に弱まった、徐々に寄せてきて、右の払い出しをランディングポイントと決め、小刻みになった抵抗をやり過ごしながら徐々にそちらへ誘導する。

やがて手が届く距離に来たが、ギャフを使うわけにもいかず・・・結局波のタイミングに合わせてまず払い出しに乗せて軍手をしてPEを掴み、次の寄せ波に合わせて更に寄せて甲羅を足で踏んで動けないようにしw、次の波でに合わせて足で尻を押して更に内側へ持ち込み、波の合間に下に下りて両手で甲羅をキャッチ、少し上の波の来ない場所に斜めに立て掛けたw

アオウミガメ っしゃあ、確保!

ちなみに最後の方は、
「ごめん、マジでごめん、すぐ放してやるからもう暴れるな! 頼む!」
・・・と謝り倒しつつ説得していたw

いやもう、マジでごめん、っつーかオマエもあのタイミングでいきなり出てくんな!
とりあえず記念撮影・・・よし、それにしてもよく上がったもんだぜヒャッハー!

さてフックを外してやろう・・・フックは首の辺りに掛かっているが、コイツ噛まないだろな・・・ってか簡単に抜けるかな、とまず手で引っ張ってみたら、なんと特に力を入れていないのにスポッと簡単に外れた。
ウロコ状の部分に針先が少し食い込んでいただけ、というか引っ掛かっていただけだったらしい・・・なんつー丈夫な皮膚だ。
カメはさすがに疲れたらしくおとなしくしているので、その間にランディング時に絡んだラインを外してやろうとヒレを持ち上げたりしつつラインを外す。

・・・しかしここで悪夢が起こる。
全てのラインを外し、さて放してやろうと思い、下に降りるべく立ち位置を変えたその時、カメが暴れ出し、立て掛けてあった場所から再びルアーを引っ掛け滑落!
そしてそのまま引き波に乗って海中へ!\(^o^)/

とっさにロッドを掴んでロッドごと海中に引き込まれるのは防いだが、PEが岩に引っ掛かり、ラインが張りつめた次の瞬間にプツン・・・。orz

・・・え、俺、何のためにわざわざカメ引き上げたわけ!?

うおおおー、しまった、まず最初にルアー外してからラインを外すべきだったー!

結局ルアーをロスト・・・しばらく呆然とし、やがて力無く立ち上がってみると、海はいつもの平穏さに戻っていた。
リーダーを結んでしばらく投げてみたが、釣れてきたのはダツだけ。

・・・以上、絶好の時合にウミガメと引っ張り合いをし、結局ボウズ!


ここはやはり一言叫ばせて頂きたい。


カメェェェッー!

*元ネタ判ったらオヤジw

前の釣行

小物だけ
HOME

にほんブログ村 > 釣りブログ > ルアーフィッシング