食料確保のため餌で小物を無双する
朝、釣れる予感はしないが、天気が良かったので散歩がてらに湯泊港へ。
着くと、うむ、暑くもなく寒くもなく、日差しも程よい、絶好の釣り日和である!
・・・魚もイカも、綺麗さっぱり何もいないけどなー・・・。(チビダツ除く)
小一時間程ルアーを投げ倒すも、今朝も無反応で撤収!
夕方、食材確保のために再び出撃。
確実に釣ってこいというヨメさんの指示により、渡辺商店でキビナゴ小パックを買い、湯泊港へ。
着いてみると・・・うお、結構うねりがあるぞ?
大潮のほぼ満潮なので余計である、先端まで行ってみたが、こりゃあ暗くなるとよろしくないな。
とりあえずキビナゴで堤防継ぎ目の底近くを探るが、チョウチョウウオの皆さんが骨格標本の量産体制を敷いて待ち構えており、あっという間にキビナゴが半減。
うーむ、この場所はハタやフエダイ等、良型のいい魚が釣れることも多いのだが、コイツらの溜まり場でもあるんだよなー・・・。
夕暮れも迫っているし、この場所ではあと3本だけ、と決めてのラスト前、やっとゴゴンと針に掛かった、おー、そんなに大きくはないがいい暴れっぷりじゃ!
6ftのミディアムのロッドなのでなかなかのファイトになる、真下にゴンゴン潜ろうとするのをゴリゴリ巻き上げると・・・あれ、黄色いぞ。
チョウチョウウオにしてはよく引くので、ここに多いヘラヤガラの黄色固体かと思ったら・・・お、ヨスジフエダイ君じゃまいか、ようこそ我が家の鍋へ!
30センチに少し足りないが、こいつは煮魚にすると非常に旨いのだ。
水を汲んで血抜きをし、その間に同じ辺りを探ってみるが、後は続かず骨格標本。
ここで一旦終了、暗くなる前に退却戦を開始!
安全な堤防基部まで戻り、ウキ釣りに変更してヘイケ(ホウセキキントキ)狙いの2回戦を開始。
暗くなってきたのでヘッドライトを付けると、海面はさざ波立っているものの、ヤツらの目が光っているのが見える・・・お、結構いるな。
光が集まっている辺りを狙って半分にブツ切りにしたキビナゴを投入すると、30秒もせずにウキが沈み、30センチ近い良型をあっさりGET。
おー、初っ端から小さいのだったら場所替えしようと思っていたのだが、良いサイズだ・・・って、あれ?
普通、こちらで「ヘイケ」と呼ぶ魚、標準和名は「ホウセキキントキ」である・・・と思う。たぶん。
そしてホウセキキントキは、尾が三日月型に湾入しているはずなのだが、この魚は見た目はそっくりだが、尾が湾入していないぞ?
これまであまり気にして見ていなかったが、今回は大きかったのと、いつもよりも背ビレが妙にトゲトゲしているような気がして気付いたのだが、これだけ形態が違うなら違う魚だな。
まあとにかく、続けてキビナゴを投入、その後もほぼ同サイズがポンポンと釣れ続き、我が家の人数分(4匹)を釣ったところで終了として、残ったキビナゴを群れ目掛けて放り投げ、船揚場で内臓をチョメチョメして帰った。
なお帰ってから調べてみると、外見と尾ビレがストレートな点はホウセキキントキの近縁の「キントキダイ」にそっくりだが、キントキダイの大きな特徴であるというヒレの斑紋が無い。
画像検索で調べても、「ホウセキキントキ」とされているものには、尾ビレが湾入しているものと真っ直ぐなものが混在している、湾入しているのがホウセキキントキだそうな。
「キントキダイ」の方も、明らかにかなりホウセキキントキと混同されているようで、こうしていざ調べてみると、なかなかにカオスである。
今回釣れたのは、言わば「ホウセキキントキの特徴である尾ビレの湾入の無いホウセキキントキ」または「キントキダイの特徴である各ヒレの斑紋がないキントキダイ」である・・・どっちやねんw
「キビレキントキ」というのもいて、胸ビレが黄色いのが特徴らしいが、コイツは普通に赤だし、「ゴマヒレキントキ」にしてもヒレの模様が無い。
他の近縁種とも少しずつ違うようだし、案外見落とされた新種かも知れん、そういうことは割とよくあるらしいし、ヒマな学者さんよ、ちょっと一度調べてみてくれ。
とにかくここ屋久島では、「ホウセキキントキ」「キントキダイ」他、よく似た魚をひっくるめて「ヘイケ」と呼んでいるものと思われる。
結論:旨けりゃいいんだよ!
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