磯に行ってみる



磯で、大きくはないがスマ(屋久島ではオボソと呼ぶ)が釣れていると聞いたので、夕方にヨキゲタと呼ばれる磯に行ってみた。
先月の上旬に場所の確認はしてあったのだが、実際に釣るのは初めてである。

というかネーミングセンス悪過ぎだろ、ヨキゲタって何だよ、変換したら「良き下駄」ってなったぞ、下駄なのか磯なのかはっきりしろ。
尾之間にはマタビラキとかいう名前の磯があるが、誰だそう名付けたバカはw

さて、なんというか、うーん、やはり磯は行きにくい、車を止めてから釣り場までが遠いのだ。
これでもかなり行きやすい所だというのだが、岩場を10分近くも歩かないといけない、面倒臭がりの私にはかなり億劫。
釣り座の足場はこの辺の磯にしてはかなり平坦だが、少しでも波が高いとアウトな感じだ。

そしていざ釣り始めてみるが、これが全くもって釣れない、オボソどこ行った。
まあ群れで行ったり来たりしてるヤツラなので、どうにも群れが来ないと釣れないわけだろう、たぶん数時間も粘っていれば来るんだと思う。たぶん。

がしかし、そんな堪え性は無い上に、そのうち波がザブンと来て右足が濡れ、テンションだだ下がり。
わちゃー、と濡れた足を見ると、何か海中から大きなものが近づいて来て、足元1メートルちょっとの所に顔を出した。

あーどうもこんにちわウミガメさん、すいませんがあっち行けコンチクショー!
ウミガメは私の濡れた足を一瞥するとまた潜っていったが、プヒッと笑われた気がしてならん、くっそー。

なお釣りをしていると、ウミガメはほぼ毎回見かける。
1匹2匹は当たり前で、見渡すと周囲に10匹位いることもある。
最初は面食らったが、慣れとは恐ろしいもので、今ではこんなもんだとしか思わないが、面白いのは、人間が向こうを見ているように、奴らも確実に人間に関心を持ってこちらを見ているのだ。

爬虫類なので当然たまに息継ぎに浮上してくるのだが、その息継ぎ時に、わざわざこちらの足元近くに寄って来てから浮上してくることが非常に多く、そしてしっかりはっきりこちらを見ており、すぐ近くでばっちり目が合うのだ。
何匹も寄って来て足元でチョロチョロしていると、たまにラインやルアーが接触したりするので結構厄介だったりするのだが、屋久島ならではの悩みか。
というかウミガメが多いと、特に小さい魚が散ってしまうので、小物釣りの人達には完全な厄介者である。

あと、ウミガメはたまに餌釣りしていると釣れるそうだ、まあ釣れるのは肉食性のアカウミガメの方だろう。
嘘か本当か、ウミガメ釣ったら一人前だよー、と言われたことがあるが、マジっすか。

とまあ、足を濡らし、ウミガメに笑われ、何も釣れずに1時間も経たずに撤収。

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