魚はいるのに釣り上げられない



夜中の3時頃に目が覚めると、なんだか頭が痛い・・・昨日の晩飲み過ぎたか、ってほども飲んでないとは思うのだが。
とにかく頭痛薬を飲み、今朝の釣りはお休みだ、今日はゆっくりマイペースで仕事をしていよう、と考えてもう一度寝る。

しかし現実は過酷だ、いつもよりも遅めに起きてチビ共を見送り、朝飯を食い終わると、ヨメが1時間だけ泳ぎに連れて行けと言い出した。
ううむ、まだ少し頭が痛い感じがするんだが・・・まあ俺は今日は泳がんぞ、適当に釣ってるから好きに泳いどけ、ということで、結局薬局湯泊港へ。
なお1時間だけというのは、長く泳ぐと疲れて1日ダラダラしてしまうので、それを避けるための一種の自主規制らしいw

じゃあ1時間だけなー、とヨメと堤防付け根のプールで別れ、先端部へ。
ちなみにまだ軽く頭が痛いので、熱中症対策も兼ねて帽子の中に保冷剤を入れてきたw

さて先端部、とりあえずミノーを力なくキャスト、反応無し。
へっぴり腰でジグをキャスト、反応無し。
んー、やっぱりなんかやる気出んなー、と思っていたら、バチャン、バチャン、と、そこそこ大きそうな魚が数回跳ねた。

手早くジグを回収して、波紋の向こうへキャストし、3カウントから表層引きをしてみると、ゴン! と来たが乗らなかったorz
アタリはそれだけで、以降は何も無しのまま1時間が経過し、堤防を戻る。

途中、内側の堤防の対岸辺りで、何か魚がいたように見えたので、ぶら下げたままだったミノーをキャストしてみる・・・とゴゴン!
あれ、何か掛かりよったぞ!
反射的にフッキングを入れるとなかなかいい走り出し、ドラグが鳴って少しラインを出された、なんだもしかしてそこそこデカい?
よっしゃ、それじゃあ気合を入れて・・・と思ったら外れたorz

同じ辺りにもう一度投げると、再びゴン! しかし乗らず。
んー、こりゃメッキかな。

そこへヨメから電話が掛かってきて時間切れ、まあいいやで帰宅。



夕方、懲りもせず湯泊港へ。

先端へ行ってみると、南南東の風が結構強く、こりゃあ投げにくそうである。
中央でしばらく正面(東)へミノーを投げていると、右側にウキ釣りのおっちゃんが着陣。
その後しばらくすると、風と潮の加減なのか何なのか、真正面の海面の様子が、明らかに不自然な程に渦巻いた、という程ではないが、とにかくその辺だけが不定乱流となり、周囲とまるっきり違う様相になった、海の真ん中で、この下にクジラがいますよって言われたら普通に信じるレベルである、一体海の中はどうなってやがる!?

潮目なのか乱流なのか何なのか、とにかく魚がいそうな感じが異様なほどの特盛りのテンコ盛りだ、風が強いのでジグに替え、乱流の中へキャスト!
着水しカウントダウンを・・・と思ったら、着水したばかりのジグがえらい勢いで引き込まれた、うはー、もう食ってやがるせ、もしかしてこの下にデカい群が来てるのか?
とにかく速攻で糸フケを巻き取り思い切りフッキング、案の定ガツンといい手応え、よっしゃあ!

掛かったのはそこそこの大きさの魚のようで、しかもスピードがある、ドラグを鳴らして一気に走る、ヒャッハー!
竿を立ててファーストランをやり過ごし、無理をせずに少し寄せるとセカンドランがスタート、よっしゃバッチ来い!

プン!

・・・。

・・・あれ?

・・・だああ、バレたあああー!?

マジかよなんでだよ、と目をウルウルさせながらラインを回収してみると、リーダーがスッポ抜けていた・・・。

ま た か !

実は少し前に、PEを「ファイアーライン」というのに替えたのだが、相性が悪いのか、非常に抜けやすいのだ。
FGの強度には自信があったのだが、いくらきっちり結んでも抜ける時は抜ける感じである、ナイロンとであれば結構大丈夫なのだがフロロとの相性は最悪で、なんというかコーティングがされているため妙にトゥルットゥルな感じで、ならばこそ入念にきっちり結んでいるのだが、魚が掛かってすっぽ抜けたのはこの1月でこれで2回めである。

傾向としては、元々ファイヤーライン・フロロとも摩擦係数が少ないのと、私はリーダーを長めにつけるのでキャスト時にFGのリーダー側先端が僅かながらガイドに当たって徐々にズレて緩み、大きな負荷が掛かった時にすっぽ抜ける、みたいな感じのようだ。
短いリーダーでガイドをFGが通らないなら問題無さそうだが、長いリーダーは鬼門のようである、とにかくノットが信用出来ない。
当のメーカーもオルブライトノットでの結束を推奨しているようだが、それじゃ長いリーダー使えないじゃん・・・。
まあ、当然だがもう買わん!

とにかく、半ベソかきながら予備のリーダーを、それこそオルブライトノットで結び、ジグを付けてキャストを再開しよう・・・と思ったら、おいおいおい。
右のおっちゃんがウキを投げていて、そのウキが風で流されて先端部中央どころか少し左側まで来ている、ちょうど私が魚を掛けた辺りだ、そして当然ラインは風でびよーんと伸びて目の前を横切っているわけで。
・・・あのなおっちゃん、それじゃ俺が全く投げられないじゃねーか、先に来てたならともかく、後から来てそれはないんじゃないっすか?

しかし私の無言の抗議を、おっちゃんは全く意に介せずに華麗にスルー。これが鈍感力か。
仕方ないので左方向へ少し投げてみたが反応なし、魚の群もいなくなったのか、海面も普通に戻った。

おっちゃんは頑としてウキの位置を動かすつもりは無いらしいし、リーダーも怪しい上に魚もいなくなったっぽいので、あーもういいやで早々に撤収。
色々と気分のよろしくない釣だった・・・。

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