ナンヨウカイワリ釣れました



先日に続き、またガジュマルの木のところ(小島・山ノ瀬の東側)で遊びたいというチビ共を連れ、10時半過ぎに家を出る。
今日は朝からヨメと長女が弁当まで用意し、なんだかやる気満々である。

車で5分程の距離である、あっという間に到着して車を停め、ガジュマルの木の下にヨメチビを連れて行き、私は下の磯「イケノハナ」へ降りようとするが、見ると前回に続き、また先端に餌釣りの先客がいる。

仕方ないのでその辺で適当に投げてみるが、釣れるわけなし。
12時になったら弁当にするから戻って来いと言われていたので、早めに戻って弁当を食べ、食後に一人で鈴川方面へ崖上を散策。
鈴川河口西側の小さな岬に降りられれば、メッキシーズンには良さそうだと思って偵察してみたのだが、その気になれば降りられなくはないものの、ここを降りることを考えるとパスだなこりゃ、労力とリスクに全く見合わんわ。

ヨメチビのところへ戻ると、チビ共は夢中で遊んでおり、ヨメはそれを眺めながら暢気に編み物をしていて、まだ帰るつもりはないらしい。
なら1時間くらい山ノ瀬の方へ様子見に行ってくるから、2時に車で待ち合わせなー、と言い残し、竿を持って山ノ瀬へ移動。
スクーターが1台しか停まっていないので入れるだろう、と先端へ向かうが遠いなやっぱり。

やっとこさ先端まで来ると、おっちゃんが1人帰り支度をしていた、つまり先端も貸し切り状態なわけだが、どうにも西風が強い、つまり真横の強風である。
寒いし横風はやりにくいしで、先端の僅かに手前で東向きに竿を出すことにする、ここなら追い風になるし、たぶん釣れる魚もあまり変わらんだろ。
というか思ったより時間無いな、30分ちょっとしか釣る時間無いじゃん。

釣り座を決めてルアーをセットし、適当に投げて底を取ってみる、なにしろ初めての釣り場である、全てがさっぱりだ。
ふむ27カウントか、適当にアクションしつつ適当に巻いて来る、続けて少し左、深さはあまり変わらず。
今度は少し右、つまり先端寄り、やはり深さはほとんど変わらず、適当に巻いて・・・ゴゴン!

ウホ?
おお、なんか掛かりよったぞ!

合わせを入れると魚が走り始めた、直線的な走りではないが小刻みにドラグが鳴る、ふむ、何かはわからんが40センチ以上はあるな。
少し慎重に相手をしていると一気に魚が右に走った、ドラグが鳴り一気にラインが出される・・・あれ、もしかして結構でかい?
背後で人の気配がするので振り向くと、さっきのおっちゃんが見ていた。
ギャラリーができたことでお魚さん本気モードに入ったらしく、この辺から結構なファイトが始まる、うむ、これぞはじめチョロチョロ中パッパというやつだ。(違)

まあしかし、そこまで苦戦することなく順当に弱らせて徐々に寄せ、取り込みを考え始める。
とりあえずギャフを持って上げ易そうな場所近くに陣取り、引き波でラインが根に掛かりそうになったのをやり過ごしつつ寄せると、やがて魚体が見えた。
ヒラアジ系で思ったよりもでかいようだ、更に寄せると魚種判明、ナンヨウカイワリである。

やっと観念したらしいカイワリ君を、波を利用して位置調整。

ナンヨウカイワリ 干潮で海面が遠いので、寄せ波に乗せてひとまず海面と大差ない岩棚に乗せ、ギャフを鰓に掛けて無事ランディング。
見ていたおっちゃん、おーザコエバ(ナンヨウカイワリの屋久島方言)かー、サメ多いから無事上がって良かったなー、と言っていた。

近くの水溜りで首折り&血抜き、その間にもう3~4キャストしてみるが反応なし。
内臓処理し終わった時点で1:50を過ぎたので撤収、長い道を戻るがマジで遠いなここ・・・なのに10キャストもできなかったな、まあ釣れたからいいけど。

駐車場でヨメチビと合流し、久々に褒められw、速攻でAコープで買い物して帰宅。

なおこのナンヨウカイワリ君は57センチ、最近買ったウェイトスケールによると、血&内臓抜き済みで2260グラムだったので、元は2キロ半強ってところだろう。
やれやれ、久々にまともな魚が釣れたわい。

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