釘で魚を釣る
やっとこさ台風22号のうねりも落ち着いてきて、そして行事類も終わり、釣りに行ける。
・・・がしかしだ、暑いぞおい・・・なまじ晴れたせいで8月の一番暑い時期と同じくらいに暑い・・・まあ気温が高いのは平気なんだが、日差しがキツいのはマジで勘弁して頂きたい。
今日はお昼頃にチビ共が敬老会に駆り出されていてその送迎もあったので、結局夕方まで家でダラダラしていて、夕方4時半頃になってから湯泊港へ。
湯泊港、なんだか久しぶりである。
堤防の途中で入れ違った人や、先端で釣っていたいつもの兄ちゃんの話では、私の来るほんの5分か10分前にツムブリ・ナンヨウカイワリ、カンパチの大群が通過して行き、2人が魚を掛けたものの、2人ともバラしちゃったそうだ。
よっしゃ漲ってきた! と、張り切ってひとしきりルアーを投げまくってみたが、時合は終了らしく、以降は何の反応も無し・・・まあ人生そんなもんである。orz
30分くらいで投げ飽きたのでw、数切れ持って来たカマスのブツ切り(Aコープで半額だったので買ってしまった)に、フエダイやらハタに向けて火を噴いて頂くべく足元を探ってみる・・・が、ちっこいオジサンと、お久しぶりのゴンべたん(イソゴンべ)が釣れただげ・・・お呼びじゃねーよキミタチ。
そんなこんなで、カマスはすぐに無くなった・・・ってか、カマスは泳がせには最高らしいが切り身はダメだな、身に締りが無くてすぐにボロボロになり、エサ持ち悪いわ。
さらに匂いがほとんど無く、なんというかジャビシャビな感じで、ここのように足元に確実に魚がいるような場所ではともかく、基本的には集魚力が弱そうだ。
で、まあ腹も減ってきたし、早いけどもう帰りましょうかね・・・と思ったが、ふと思い直して、ペロペロウエポンをセットし、足元ジギングを開始。
着底少し前まで真下にルアー?を落とし込んで、横に移動しつつホイホイホイ・・・していると、数分後にゴン!と魚が掛かった。
私「ちょw マジかwww」
1人でウケて笑っていたら、たまたま隣で釣っていたウチの向かいの家の父ちゃんが、デカいのでも掛かったのかと見に来た。
がしかし、釣れてきたのは20センチくらいのヘイケ(キントキダイ)で、まあ魚としてはリリースサイズだ・・・が、ミソは使っていたルアー?である!
私「ぎゃはは、コレで釣れたぜ!」
向父「?・・・釘ぃ?www」
そう、なんとなく玄関に転がっていた釘にフックを付けて持って来てみたんですよ社長!
スクリュー釘でフラッシング効果高そうだし、ステンレスだから錆びないし、もちろんコストはタダ同然である!
ラインとフックはソリッドリングにセットしていて、釘自体はソリッドリングに通してゴム管で抜け落ちないように止めただけ。
こうするとソリッドリング自体にしか負荷が掛からないので面倒が無い上、リングの位置をゴム管で調節してバランス調整ができるので、普通のジグよりも色々な姿勢を試せる利点があったりもする。
欠点は、さすがに重さが無いので飛ばないことだな。
まあたぶん釣れるとは思っていたが、こうして実際に釣れてしまうと、足元探るのにミニジグ買うのがバカらしくなるなー・・・。
・・・うん、足元ジギングは割と根掛かりもするし、マッキーで色を塗ったり、なんかくっつけたり工夫も出来そうだし、もう今後は釘でいいや、たぶん釣果あんまり変わらんと思うしw
こりゃあ5寸釘なんて使った日にゃあ、カンパチくらい釣れるかもしれんなw
ってことで、ナメた新兵器の検証終了、ヘイケ君を放して撤収!
なお家に帰ってから、いつも早朝に堤防を走っていて挨拶していた、我が家での通称「早朝堤防ランナーさん」が、16日の朝に堤防から落ちて亡くなった、と知った。
去年、いつも一緒に走っていた、長年連れ添ったらしい真っ黒い犬(ラブラドール)が、やはり堤防から落ちて死んでしまい、とても悲しんでいたので気の毒に思っていたのだが・・・。
いつもすれ違う時に挨拶する程度で、話したことは少ししか無かったし、正直、名前も知らなかった。(武藤さん、だったらしい)
何しろランナーさんは息を切らせて走っている&私は先端へ向かうので、話す機会が、ランナーさんの走り始めか走り終わりのタイミングにちょうど私が通りがかる以外に無かったのだ。
むしろそれなりの齢だったらしい犬が、一緒に走るのがしんどいのか、歩く私に歩を合わせて横を歩いていたので、よく撫でたり話しかけたりしていた。
いつもの顔が、いつもの場所で喪われていたことに、家族みな本当に驚いた。
よく知り合う機会はありませんでしたが、心よりの弔意をここに。
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