大物に3タテを喰らう



まだ足の晴れは引き切っていないものの、朝、とりあえず日の出と同時に湯泊港へ行ってみる、しかし西風がやたらと強く、予報とぜんぜん違うなおい。
なお指の方は、ゲンタシン軟膏を塗りたくって絆創膏をしてあるが、まあたぶんもう大丈夫なんだと思う、晴れも痛みも全く無い。

ってことで、先端でキャスト開始、しかし数投するも反応無し・・・まあナブラ待ちなので、それまで遊んでいようと足元をジグでホイホイすると即ヒット、ヒャッハー!
まあまたオジサンの類なんだろうけど軽いなー、と思いつつゴリゴリ浮かせてきたら・・・うえっ!?
デカい魚が追って来た、ごん太で60センチ位はあるぞ・・・あ、尻尾がはっきり見えたぞ、バラハタである!

がしかし、今コレに食いつかれてもどうにもならんな、フックがシングルのバーブレス1本だけだし、もし掛かっても浅過ぎるだろ・・・とか心配していたらUターンして潜っていった、こうなればやることは1つだ。
ゴリ巻きで手早く魚を抜き上げる、魚は20センチ台半ばのホウライヒメジ、速攻で泳がせの用意をし、魚に鼻掛けして足元に投入、さあ来やがれ!

(略)

・・・15分ほど待ってみたが、こういう時には来ないのな・・・まあ人生こんなもんだよな・・・orz
しょうがないので魚を放し、再びジグに戻してホイホイ、またすぐにヒット、またホウライヒメジ、30センチに足りないのでさようなら。

そこへ向こうから父ちゃん母ちゃん子供達の親子連れがやって来た、あー夏休みですわねーと思っていたらまたヒット、今度は35センチ位あったのでムニエル用にキープ。
連中の時合だったのか、その後もたて続けに4~5匹ヒット、リリースしていたら子供が欲しいというので何匹かあげた。

って、青物はまだっすかね、そろそろ1回位ナブラがあってもいいんじゃないか、と思って見渡していると、ゴロゴロと雷の音が、見ると西から雷雲が近付いて来る・・・ダメだ雷怖いw
慌てて帰り支度をして撤収開始、親子連れにも危ないから竿仕舞いするように言って、逃げるように帰宅!



朝飯を食べ、当番か何かで、8時半までに学校へ行かないといけないという長女を送る、その足で尾之間港へ降り立ったのが8時半過ぎ。
ついでにAコープで買い物してこいと言われているが9時までは開かない上、長女は9時半に迎えに来いというので、まあ9時過ぎまでここで時間を潰してから買い物に行き、それから長女を迎えに行こうというわけだ。

とりあえずイカサーチを開始。
なおイカ竿を、最近釣りにご執心な次女用と兼用にすべく、リールを分解してきっちりOHし、ラインをPE0.6号、リーダーをフロロ3号に替えてみた、こんなにちんまいタックルを使うのは初めてである。
ラインを細くしたのは、不意に大物が掛かった場合に危険が無いように考えた結果である、あまり太いラインだとデカいのが掛かった時に危険なので、そういう場合はすぐに切れるように、だ。

さて、イカサーチを開始する・・・がしかしイカは全く見当たらない・・・うーむ。
しょうがないので半オンスのジグを付けて投げてみると、うおお6ftのロッドでこの飛距離か、すげえ!
その飛距離にビビりながらもジグをホイホイして寄せてくる・・・と。

ズンギュイッバッチーン!

私「ぱよぱよちーんwww!?」

・・・。
・・・・・・なんでこんなタックルの時に、それもこんな明後日な場所で来るかな・・・orz

60センチ以上はあるカスミアジか何かだろう、魚が乗ったほぼその瞬間にブチ切られた!
フッキングを入れるヒマが無かったどころか本当に当たってから.0.5秒くらいで終了である、それもロッドの先端少し先でPE高切れ、ちっくしょー!
このタックルで初めて投げたルアーで、ちゃんと切れることが確認できた・・・ふてくされて撤収!



帰宅後、なぜか海へ散歩に行きたいと言い出したチビ2匹を釣れて再び湯泊港へ。
チビ共を下ろすと、ちょうど堤防から戻ってきた人が、船溜まりの角にデカいイカがいるよ、と教えてくれた。

へー、でもまあ昼間だし、どうせ釣れんよなーとか思いながら、ちょうどやって来たBT氏と一緒に堤防へ上ると・・・うお、マジでデカいぞ!?
いや、この時期ではマジでデカい、1キロ半か、もしかしたら2キロ近くあるんじゃないかってな位にデカいのだ、そのデカいオスが300~400グラム位のメスを2匹従えている。
うへー、間違ってあんなのが釣れたりしないもんですかね。

BT氏は先に先端へ向かい、私は試しに3.5号のエギを投入してホイホイしてみるも反応無し。ですよねー。
諦めて先へ行こうかと思ったが、試しに2.0号のエギに付け替え、もう一度ホイホイしてみると・・・ファッ!?

間違いはっぷん!

なんと一番デカいイカが、一瞬体色を白く輝かせ、エギを抱きやがったではないか、しかもアワセを入れると乗りやがりましたでございますよお嬢さん!
イカは強烈なジェット噴射で抵抗するが、まあ魚に比べたら引きは屁でもない、しかし船溜まりには何本ものロープ等の障害物が多いので、それらに気を付けながら少し強引に早目に海面まで浮かせる。

改めて海面で抵抗しなくなったイカを見るとマジでデカい、ダントツで我が人生最大のイカである・・・がしかし、どうしよう、マジで掛かるとは全く思っていなかったので、上げる術がないんですけどw
ううむ、網も無ければギャフも無いぞ、しかもどうやらゲソが2本しか掛かっていないっぽい・・・しょうがない、潮溜まりの方にいる長女(中1)を呼ぶか。

私「おーい、長女ー! 大急ぎでここに来いー!」
長女「なにー?」
私「いいからとにかく大至急ここに来い、大急ぎだ!」


やがて長女と次女(小2)が堤防向こうの潮溜まりから上がって来た、先に次女が走ってやって来る、しかし長女はのんびり歩いてくる・・・なぜ。

私「おーい、早く来いっつってんだろ、急げ!」

・・・次女の方が更に加速してやって来る、しかし長女は走らないw
先に次女が到着し、水面のイカを見て驚く。

次女「うわあ、すごい大きい! おねえちゃーん、早くー!」

しかし長女、なぜか上へは来ず、途中の土手をわざわざ降りて、堤防の下へ行く・・・。(イラッ

私「ゴルア! 今すぐ大急ぎでここに来い! 俺のいるこの場所まで今すぐにだ! 急げ、走れ!」

真顔で怒鳴りつけたらやっと長女が走り出した、この間のロスタイム2分以上・・・何考えてやがる・・・orz

やっと長女が階段に差し掛かった。
よし・・・じゃあ長女に竿を持たせて俺が下へ行って、ラインを引いて船揚げ場まで引いていけば何とかなるな、この際少し濡れても構わん。

・・・と考えていたら。
大人しくなっていたイカがジェット噴射を2連発・・・あ。

・・・。
・・・・・・。

・・・外れたあああーー!orz

私「だああー、ちっくしょー!」
次女「ああーーーーー!」

ここで長女到着。

長女「どしたの?」
私「・・・お前、なにダラダラしてやがるんだよー!」
次女「おねえちゃん、なんですぐに来なかったの!?」


・・・私と次女の視線と剣幕にたじろぐ長女w

次女「ほら、あの大きいイカ! 逃げちゃったじゃん!」
長女「? ・・・うわ、デカっ! ・・・え、まさかあのイカが掛かってたの?」
私「そうだっつーの! デカすぎて一人じゃ無理だったから、お前に竿持たせて俺が下に行って取り込もうと思って呼んでたんだ、何やってんだよ!」
次女「あーあ、もったいなーい」

・・・長女、呆然w
しかも私と次女は刺身はイカよりも魚派なのだが、ヨメと長女はイカが大好物なんである。

長女「・・・うそー、早く言ってよー! イカぁー! あんなに大きいのにー!」

私「だから急げって呼んだじゃねーか・・・あ、母ちゃんへの言い訳考えとけよ?w」
長女「・・・うわあー!」orz

まあ早く来ていても上手く取り込めたかはわからんが、とにもかくにも、長女は相当悔やんでいたw

その後先端まで行ってはみたが、チビ共が飽きた&暑いといい出したので、禄に投げられずに撤収!

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満身創痍・・・
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