やっちまった・・・
5時過ぎに目が覚め、魚待へ。
満潮からの潮の下げ始めなのだが、少々うねりがあるので、足場の高い方へ入る。
ポッパーから開始、5投程するも反応無し。
ミノーを10投程、反応無し。うーむ。
60グラムのジグで探ってみるがやはり反応無し、最近思っている屁理屈に基づき、20グラムのジグに替えて探ってみる。
その3投目。
5メートルの深さを探るようにフォール多めで引いてきた20メートル程先で、ジャークの瞬間にドスン!
ウホッ、キマシタワー!
すかさずフッキングを入れるとしっかり乗った、よっしゃ、ずっしり重ぇぜ、フヒヒヒヒー!
魚が走り出す、この、重さはあるが出足が少しだけもたつく感じはヒラアジ系だな、カスミアジか?
ドラグは適度なはずだ、ひとまずロッドを立てて・・・プツッ
ん?
・・・あれ?
ロッドを煽る・・・スカッ
・・・あれ、テンション抜けてない?
えぇー? なんでだー?
魚が外れている、ルアーも無くなってるうー!
呆然としてラインを巻いてみると、なんとFGからリーダーが抜けていた・・・。
ルアーを始めてから約1年、リーダーが抜けたのは始めてである・・・昨日の晩、いつも通りにきっちり結び直したばかりで、さっきまで60グラムのジグをフルキャストしていたのに・・・。
・・・とにかく気を取り直して、リーダーを付け直さないと・・・って、リーダー入ってないわwww
と思ったら弓角ハリス用のフロロ7号が2メートル程あったので、それをオルブライト・ノットで繋いで、ミノーでキャストを再開。
数投後にゴン!と来た、しっかり乗ったがさっきに比べると全然軽い、しかもこの感触はヤツ、というかダツだろうな・・・。
案の定のダツを寄せて上げてリリースし、ジグとミノーでもうしばらく探るが反応無し、諦めて撤収。
帰り道、道に出たところで、犬の散歩に出掛けるところだったご近所のAさんに遭遇。
いい手応えのをバラシちゃいましたー、一昨日はロウニンアジにやられて最近さんざんですよー、とか話していたら、ここのところ毎晩、沖で船が魚を獲っていて、そのせいなのか全然釣れなくなった、と魚待の常連さんが嘆いていたという。
鹿児島本土の方からの船がごっそり攫っていくとは聞いていたが、魚待の沖をウロウロしているらしい。
屋久島南岸の魚は、聞いた話を総合すると、2段階で釣れなくなったようだ。
1段階目は、除草剤を使うようになったせいだと言われているが、磯にたくさん生えていた海藻がほとんど無くなってしまい、その海藻に着いていた小魚等が激減したことに伴い大型魚も減ったこと。
昔の話を聞くと、磯には海藻がワサワサ生えていて、うっかりサビキなんて垂らした日には全ての針にムロアジが掛かってしまい、大変だったそうだ。
誰にでも釣れていたそのムロアジが、今や全くと言っていいほど釣れなくなったそうで、私も未だに釣ったことがない。
そして最近起こっている2段階目は、島外の漁船がやってきて、ごっそり魚を獲っていくようになったことである。
いい釣り場は、船にとってもいい漁場なのだろう、それは解る。
島外の船とはいっても、同じ日本の、それも同じ鹿児島県の船なので、もちろん合法的な操業だ、それも解る。
頭では解っても、屋久島でも屈指の釣り場が、島外の船の出現で釣れなくなるというのは、何ともやり切れんな・・・。
夕方、ちょいと湯泊港へ。
N父がちょうど帰るところで、聞くとヒラマサではないっぽい魚の群がいて小魚を追っているのに、どうやっても食わないという。
ふむ、まあ釣ってみれば判るさ・・・なんか釣れる気はしないけど。
先端まで行ってミノーを投げていると、すぐ近くで件の群のナブラが発生!
素早くミノーを回収し、群の向こう側へキャスト。
着水音に驚いた1匹が跳ねた・・・魚は水色の翼を広げ、たぶん10メートルちょっとを滑空して着水!
・・・トビウオかよ!w
滅多に岸近くに来ないトビウオが、こんな堤防の足元まで来ているとは思わなんだわ。
なお釣りの方は、何を投げても反応無しで、さっさと諦めて撤収!
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