群れに当たるも



朝から幼稚園のイベントで拘束されていたのだが、終わると同時に雨が上がった。
ちょっと風が強いが、仕方ないので(?)昼食後に湯泊港へ。

なんだかここ数日、磯では爆釣な方々が続出しているらしい、羨ましい限りである。
たまにはこっちにもツムブリか何かの群れをよこしてくれよ、と釣りの神様に神頼みしつつ堤防の先端へ・・・Oh、追い風だけどマジで結構風強いな。

よーし、神頼みの効果は如何に。
とりあえず素直にきっちり風下方向へ投げて縦方向に探ることにして、追い風に乗せてジグをキャスト、風のお陰で軽く投げても100メートル近く飛ぶ。
5カウント数えて軽めにジャーク開始・・ゴン!

お?
合わせるが掛からない、数秒後にまたゴン!
ちぇ、ダツか・・・と思ったら掛かっちゃった、適当に寄せるとやっぱり80センチ位のダツ、さようなら。
リーダーを確認してキャスト再開。

2投目・・・ダツ
3投目・・・ダツ
4投目・・・ダツ
(ry
X投目・・・ダツ

orz

シングルのフックには、ダツの口では普通は簡単には掛からないのだが、寄せて来るまでに何匹もが何度も交代でアタックしてくるので、結局そのうち掛かってしまい、1キャスト1ヒット状態。

・・・神様あのですね、群れは群れでもダツはあんまりです・・・。
傷が入った部分を切り詰めるのでだんだんリーダーが短くなるし、ジグも傷だらけ、もう勘弁してくれ!

やっぱ油揚げくらいお供えしないとお願い聞いてもらえないのかねー、とか思いながらジグを替えてキャスト、15カウント沈める。
3ジャーク目、ガツン!
・・・おっ?

反射的にアワセを入れるとズシリと重い、一瞬根掛かりかとも思ったが、伝わってくる手応えは魚である!
よし、ついに来やがった!
竿を立てても重くてあまり浮いて来ず、ゴンゴンと暴れる手応えが伝わってくる・・・もしかしてヤツなのか!?

素早くドラグを締め込み、安全のため堤防のヘリから1歩半下がり、腰を落として竿の握りを整え、迎撃体制を整える。
対カンパチモード準備完了、よーしばっち来やがれ、今日こそ食ってやる!

早めになるべく浮かせるべく、いつ暴れ出しても対処できるように心構えをしつつポンピング。

・・・そろそろ来るか?

・・・あれ・・・来ないな。

・・・おーい。

重さは相変わらずでゴンゴン暴れてはいるが、カンパチのような突っ込みが無い。
カンパチじゃないにしても、暴れ方が最初から変わらないぞ、でも結構重いし、なんだこりゃ?

結局そのままポンピングで水面まで浮いて来てしまった、何だろう・・・あ。
謎は解けた・・・ひときわデカいダツの胴体に、アシストフックと尻につけたシングルフックとが、広い間隔で2本ともスレ掛かりしていた。orz

ぶーたれながら寄せて、ライン手繰り寄せて水揚げし、フックを外すが、1本が腹に深く刺さっていて致命傷っぽかったので、食って責任を取ることに。
首を折って鰓を切り、ロープで尻尾を縛って堤防から海へ垂らして血抜きをしつつ、キャスト再開。

仲間の血のせいか、これ以降ダツのアタリが全く無くなった。
仲間の血で逃げてしまう魚と、平気で共食いまでしてくる魚とがいる、と何かで読んだことがあるが、ダツは前者なのかもな。
さてしかし、ダツ以外のアタリも全く無く、空模様が怪しくなってきたので、〆たダツを回収して帰宅。

堤防を戻る途中、凄まじい風が吹いた。
突風というよりも続けて吹いているので、爆風というか暴風というか、とにかく凄まじい風である、ぶら下げていたダツが風に靡いて真横を向く。
しかも風は強烈に左右に振れ、湯泊のあの堤防の幅で、体重70キロの私が姿勢を低くして真ん中を歩いていても転落の危険を感じた程だった。
くわばらくわばら。




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